【※2−B2】
制作者:ふじわらかつひと
※2−B2

今や日本は食玩天国。ありとあらゆるものがミニチュア化されてコンビニにならんでいます。中には「なんじゃこりゃ」と思うとんでもないものもあるんですが、逆にそのスピリットはうらやましく思います。
なぜなら大きい会社になればなるほど商品化するまでに超えなければならない壁がいくつもあり、ちょっとした思い付きやシャレでモノが作れないのです。
流通や店舗に対して、もしくはそれ以前の社内のプレゼンテーションで、裏づけの数字やデータ(番組視聴率・劇場動員数・アンケート集計結果など)を求められ、「売れるのか」を必死に検討しているようです。
しかし果たしてそれらを提示した商品はすべて売れているのでしょうか?

結局はデータに表わせないセンスが必要なのだと思うのです。
何十年も前からあらゆるメーカーが展開していた食玩。今になって海洋堂がその食玩の 先駆者として扱われているのはなぜなのでしょうか?
そこにはデータに頼らないセンスと 情熱があったからに他ならないのでは?

仮にチョコエッグ発売以前に「卵型チョコの中に何を入れて欲しいですか?」
と、当時、食玩を買っていた層(主に子供)にアンケートを取ってみたらどうだったでしょうか? 1位は「日本の動物の精密ミニチュアモデル」だったでしょうか?

アンケートの結果は消費者(と、作り手が勝手に決めている層)の頭の中にある ものにすぎない。家電やキッチン用品ならともかく、エンターテイメントが それでいいのでしょうか?

商品によって新たな購買層が生まれることもあるのです。
「食玩は子供のもの」と決めてかからずに展開したからこそ
海洋堂の成功が あるのではないでしょうか?

何に対しての愚痴だかわからなくなってきましたが、
さてさて作品は「※2−B2(コーメツービーツー)」。ラジコンで操作できる移動型米びつ。
頭部には炊飯器も内蔵しており、どこへでも炊きたてご飯を届けられます。

何のマーケティングも消費者アンケートもなく、創ってみたらこんなもの。
ビバ!駄美術!

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