【鮮度封印】
制作者:籠谷シェーン
現代美術二等兵:鮮度封印

いつか作品の材料にしようと思ってストックしているガラクタがあります。 何に使うと決めてるわけでなく衝動買いした大小のコルク栓とか、縁起ものの 熊手のミニチュアや、子供が
使わなくなったキャラクターグッズとか。 他にも粘土や接着剤や染料、布の端切れや貝殻、便所の蓋やパソコンのキーボード スコープをのぞきながら耳垢を取る道具etc….
接着材や粘土はもう使ってしまったと思い込み再度購入、後日使いかけを発見→ 結局
使い切らずに乾燥させてしまう→反省の繰り返しです。 いつか使うかも・・・っていうのは
ストックした時点で自分の中で消化してしまうというか、 ネタ切れしないだろうと安心する為にストックしてるのかとさえ思います。

  で、今月の駄美術「鮮度封印」なのですが、数年前のホテル展で出品した 風呂場に
設置したインスタレーション作品です。
間違って風呂場に産卵したウミガメを布団圧縮袋で封印したという シチュエーション(そんなものは無いのですが)を再現しました。 実はこのウミガメの剥製ですが、この展示のさらに
数年前に知人から作品用にと いただいたもので、「これは何か使えるで!」と思って
いたのですが、なんというか そのもののインパクトに押されてしまい、作品化ができなかったのです。 加工しなくても変なパワーがあり、家人に気持ち悪がられつつ何年もストック していたのがやっとここで日の目を見たのです。

ただ、このときの作品もインスタレーションという性格上、その空間の 素材として
設置しただけなので、今は又もとの剥製のまま家にあります。 しかも卵に模した大量の
ピンポン玉と一緒に段ボール箱の中で眠っています。
又そのうち姿を変えて駄美術になるのを待っているかのように。


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