【スカッシュ組曲:貸しラケットあります】
制作者:ふじわらかつひと
現代美術二等兵 組曲:貸しラケットあります

アバタ〜 変わりは ないで〜すか。
アバタが噛んだ小指が痛い。
アバタはもう忘れたかしら。

と 巷では アバター アバター いうとりますな。 うん 確かにスゴイ。スゴイわ。 今の子供たちは こんなもんを見て 育っていくんスね。 これが基準かあ…。

俺らが子供のころは 「ハウス」の人食いピアノでびびったり、シェリーの「オズの魔法使い」の 赤青の立体映像で 驚いたりしたもんですが…。

なんでもCGでつくれてしまうと、何を見てもありがたみが なくなるように思います。
どうせCGでしょ と。

リアルなCGのない時代の「仮面ライダーV3」なんて 実写だから 火薬の量がハンパじゃない。 もー 大爆発ですわ 俳優のすぐ横で。 煙突の上でミエ切ってたり、がけの上で戦ってたり、ほんとに 今見ても「危ない〜っ!!」って 叫んでしまいそう。

今の子供たちはそんなもの見ても 「どうせCGでしょ」って感覚で 驚きもしないんでしょうか。

子どもっつーのは「まんが日本昔ばなし」や「一休さん」で育ってほしい。 今はその手の話はどこから聞くのかなあ。

そうそう 一休さんで思い出しましたが  我々も展覧会が近づくと “とんち”でやりすごうそうと することがあります。 いかに時間をかけずに作品をつくるか。作品に見せるか。

今月の作品「スカッシュ組曲 貸しラケットあります」も まさにとんちの極み。 一部屋まるまるなにも置かず、スピーカーからスカッシュを している音だけ流しているという作品。
スカッシュのボールを打つ音と 靴音が 徐々にメロディを奏でて 曲になっていくというもの。 曲つくりはできないので、知り合いにお願いして 「アジアの純真」や「ラブマシーン」など微妙な歌謡曲をスカッシュ音で つくってもらいました。

コンセプトのみで 自らはなにも作業せず 一部屋 埋めました。 まさに“とんち”ですね。
そのわりに意外と「最高傑作!」との声もあったりしまして。。。
ただ そこに行った人しか楽しめないというリアル感は展覧会の醍醐味です。
アナログ万歳!  

戻る