【紅葉狩り】
制作者:籠谷シェーン
紅葉狩り

狩猟民族と聞くと、食料を得るためにケモノを槍や石器を 用い捕獲する人々を
イメージします。太古の勇猛な人々が 例えばマンモスなんかを取り囲んでいるような、
子供のころ見た 図鑑に載っていたイラストを思い出します。
「狩りをする」という言葉は、現代のイメージで想像しても ライフルで鹿やウサギを
撃つという、動物大好きな僕からすると 少々可哀そうな光景が真っ先に思い浮かびます。
で、日本でもイノシシ狩り、鹿狩り等、そんなハンティング としての意味の狩りはもちろん
あるのですが、一方で 「みかん狩り」「潮干狩り」といった、ただ収穫するだけの 行為なのに「狩り」という言葉がつくものがあります。 どうも「狩り」とい言葉に野蛮さを感じる僕には、
これら の呑気な風物詩のネーミングに「狩り」という言葉を使っていることに 違和感を
感じざるを得ないのです。 出来ればみかんを銃で、アサリを地雷で一網打尽に狩って
もらえれば納得するのですが。

さて、今月の駄美術「紅葉狩り」。これなんかその最たるもので 実際「紅葉」を
鑑賞してるだけなのに、「狩り」って・・・・・
その違和感をありのまま再現したのがこの作品です。
紅葉型の猛獣をライフルで狩っている、そんなシチュエーション。 これこそが「紅葉狩り」のあるべき姿ではないでしょうか。


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