【にせダルマ】
制作者:ふじわらかつひと
にせダルマ

なぜかゴジラが二頭出現、いがみあっているうちに一頭が炎につつまれ、
炎の中から金属の巨大な兵器・メカゴジラが姿を現す…。
そんな感じやったと思う、子どものころに観た「ゴジラ対メカゴジラ」。
なぜか映画館ではなく、ボーリング場の2階の小部屋に子供が集まって観てたんやが
あれってなんやったんかな。
とにかく 炎の中からメカゴジラが現れるシーンは強烈で
「わ〜 カッコええ〜!」と単純に驚愕したのでした。


仮面ライダーも1号2号のダブルライダーに対して6人ものニセライダー(ショッカーライダー)が 登場する回があり、8人のライダーが入り乱れて戦う姿は圧巻!
ウルトラマンにもニセウルトラマンが登場するなど、
特撮やヒーローものには「ニセ」がつきもの。

思えば我々の作品も工業製品にニセてつくることが多い。
地上絵を模した蚊取り線香「ナスカの夏、ペルーの夏」も本当の線香ではなく
木の板を切ったダミーやし、ケータイを型取りしてバリエーション作ったり、
プラ板の積層を削って万能ナイフを作ったり…。
そういうのはめちゃくちゃ手間がかかるのに、見た目は雑貨みたいやから
ものすご〜く安っぽく見えたりする。
手間暇かけて安いものに似せていくという不思議な作業を
しょっちゅう繰り返してる。
なんなんやろな。
存在してない工業製品を手でつくるってとこがポイントやったりするんやが
今や3Dプリンターで1個からきっちりしたもんが出来るし、
この手法の驚きはもうないんかもしれんな。

そんなこんなで今月の作品は「にせダルマ」。
吊り上がった眼ですぐにニセってわかるはずやのに、
周りの人は全然気づかなくて視聴者がイライラするという感じも
イメージして作りました。
胸に書かれた文字は「福」に似たもんで変なやつないかなと
考えて「蝠」にしました。こうもりの「もり」、「まむし」とも読むみたい。
もちろんつり目はハンドメイドで紙粘土を使った改造です。
まだまだやるで〜 ハンドメイド!


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