びちぽあ

びち

第3回「窓は自分で」

毎日のように来るようになり、僕が会社から帰るとマンションの下で会い、 一緒に部屋に入って、朝まで過ごすという生活が続いた。よく、くっついて寝た。
いつの頃からか一緒に家にいても、夜中12時ちょうどに出かけて、 また朝までに帰ってくるようになった。パトロールか集会があったのだろう。
真冬で寒いときも玄関の横にある窓を自分で開けて出て行った。レバーを押し上げて、 窓自体を向こうに押すと斜めに開くタイプの窓だったが、いつの間にか開けられるように なっていた。ただ閉めて行ってはくれないので、とても寒かった。

戻る