びちぽあ

びち

第7回 「子猫登場」

平成13年6月。朝、出かけた彼女からすぐに電話があった。 「子猫がいるから早く降りて来て。」と。
行ってみると、小雨の中、自転車が通る通路の脇で、目ヤニで目が ふさがった子猫が「ちいちい」と鳴いて震えていた。とても小さいミケ猫だ。 とにかく病院に連れて行こうと車で向かった。「ちいちい」と泣きながら 助手席のシートを登ったりしていた。
消毒してもらったら、目が開いた。 つぶれていたわけではなかった。とても安心した。産まれたてと思って いたのだが、生後1ヶ月くらいだということだった。ミルクの与え方なども 聞いて、家に戻った。
早速、びちがひこひこと鼻をひくつかせながら覗きにきた。その間、 子猫は「ちいちい」と鳴き続けている。脱衣所にダンボールを置いて、 なかに子猫を入れた。びちが入れないようにドアを細めに開けて、 その日は会社に行った。


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