びちぽあ

ぽあん

第9回 「すくすく」

ぽあんは目がふさがっていただけで、体調は特に悪くもなく、徐々に元気になってくれた。
僕が会社に行っている間はびちがぽあんのご飯を食べたり、トイレを使ったりしないように、 大きめのダンボールにぽあんの部屋を作った。ちいさい入り口を開けておいたのだが、 びちはそこから無理やり にゅううううっとニシキヘビのように進入していた。 しょうがないので脱衣所のスペースにぽあんの箱を置き、ドアをびちが入れないくらいに 開けておいたのだが、夏場で暑かったらしく、帰ってみたらぽあんがへばっていた。 試行錯誤しながらもぽあんはすくすく育っていった。 びちは出会ったときにもう大きかったので子猫の可愛いらしさは初めて体験した。


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