「戦場のメリークリスマスツリー」

今月紹介する作品は「戦場のメリークリスマスツリー」。去年の年末の個展で
出品した作品なのですが、制作したのは約10年前の2016年でした。
現代美術二等兵としてではなく、普段の仕事のパッケージデザイナーの
グループ展用に制作しました。
グループ展のテーマが「クリスマス」で、いつもなら駄美術的な解釈で
制作してたのでしょうが、2016年はI Sによるテロやシリアの内戦等、
きな臭いニュースが続発してなんだか笑えない気分もあり、
ちょっとセンチメンタルな作品を作ってしまいました。
男の子の多くは子供の頃は何故か剣や銃のような武器のオモチャが好きで、
本能的なものだとしても願わくば、オモチャ止まりで実物を振り回さないで
いて欲しいなあ、という思いからオモチャの銃でクリスマスツリーを作りました。
使用している素材やタイトルが「戦場のメリークリスマス」に
ひっかけているところはいつもの駄美術テイストなのですが、展示した当時は
見る人によっては社会派的なメッセージ性のある作品と捉えられた記憶が
あります。個人的は当時の世相の影響は少しあるのですが、発想の端緒になった
程度でそこまでシリアスに考えていた訳でもなかった気がします。
ではなぜ去年の個展に展示したかというと、その他の作品が割と小さいものばかりに
なりそうで、大きめの作品を作らねばと焦っていたところ「この作品、まだ京都で
見せてなかったな」と思い出したからです。
今回も見て頂いた方によって、色々と作品のコンセプトを想像してもらえた作品と
なりました。
実は2016年はアメリカでトランプ大統領が誕生した年らしく、そして近頃
きな臭いニュースばかり耳にします。。。
「カカオ香るボトルシップ」

毎年年末に個展があって、それが過ぎると特に何もなく、半年くらい
のんべんだらりと過ごしてるんですが、なんか今年は忙しい。
渋谷ガチャガチャナイトというイベントにゲストとして呼んでいただいて、
お題に沿って作品を作るというのが2月6日。
ワンフェスという造形イベントに恐竜骨格モデラーとして
参加するのが2月9日。
王様のアイディア 阪神百貨店梅田本店POP UPストアに作品を
出品するのが2月15日から。
京都の創作現場の変化を体現するグループ展が2月21日から。
オビツ製作所のキューピー人形を題材にしたグループ展が3月13日から。
と、年明けからバッタバタ。
すでに巡回している「ガチャガチャ展」も2月6日から六本木ミュージアムで
始まったり、本職の仕事の方もけっこう忙しかったり、例年にない繫盛ぶり。
しかも冬場ってどこに行っても寒いし、パテや粘土の乾きが遅いし、
布団から出たくないしでなかなかはかどらんな。
映画も見たいし、おもしろい本もつぎつぎ発売されて読みたいし、
身体がいくつあっても足らんなあ。
まあひとまず寝よ。おやすみなさい。
とりあえず今月の作品の紹介を。
「カカオ香るボトルシップ」。
アルフォートって帆船がレリーフされてるんで、瓶に入れてみようかと。
現物を3Dスキャンして、軟質の素材で3Dプリントしてみたものです。
個展で展示しましたがまあ話題にもならず。
では おやすみなさい。zzzzz…
「のしイカピンバッジ」

2026年になりました。新年明けましておめでとうございます!
現代美術二等兵も昨年は気付いたら活動33周年。駄美術もだらだら続けてきたお陰で、
いろんな場所に行けたり、凄い人に会えたりと振り返れば意外と充実した33年でした。
2025年の個展では33周年企画として、現代美術二等兵がインタビューや連載エッセイなどが
掲載された雑誌も展示してみました。昔掲載された油まみれの雑誌の切り抜きを自慢げに
壁にベタベタ貼った街の中華料理屋みたいでどうかなあと思いつつ、年々小さくなっている
作品のせいで目立つ空きスペースを埋めることができました。ってアカンがな!
作品数が少ない事のごまかしやんかっ!と心の中で叱咤する毎度のパターンです。
10数年前の雑誌インタビューも読み直すと、この前どこかのレクチャーで話した内容と
全く同じで、本当に進歩していないことに驚愕しました。ある意味、芯がブレてないと
言い換えて考えない事にしましょう。歳をとるとこういう屁理屈だけ達者になりますね。
さて今月の駄美術は「のしイカピンバッジ」。
熨斗とイカが合体したおめでたいピンバッジです。イカ部分は何となくこんな感じかなと
記憶をたよりに樹脂粘土で作成。足は水引にして慶祝感を全面に出しました。
ガチャガチャイベントでプレゼンし、めでたく来場者の人気No.1になったのですが、
足が水引ではカプセルに入るわけも無く。もちろんガチャガチャ化の話もありません。
今年もこんな感じで気負わず、どこかヌケつつ駄美術を作りますので何卒よろしくお願いいたします。
